看護部長あいさつ
看護部長  鈴木 晃
 病室の窓から視界一杯に広がる水面には、無数の蓮の花や水鳥たちが浮かび、その先に角田、 弥彦、国上と順に蒼くかすんでゆく山並みが続きます。冬には雪の舞う空に白鳥やヒシクイなどの雁行がいくつも行交います。 つい時間を忘れ見とれてしまうような四季折々の景色がいつもそこにあります。 患者さまと一緒に窓から景色を眺めたり、あるいは一緒に潟の畔を散歩したりする時などは、 お互いリラックスでき自然な会話が生まれ、ふとこぼれる笑顔に、回復への兆しが確かなものと感じる瞬間があります。 患者さまとの穏やかな時間を過ごす時、自然の持つ力の大きさを強く感じずにはいられません。
 理論、科学的根拠に基づく的確な医療、人の手による温かく心のこもった看護と佐潟の豊かな自然から生まれる癒しの力が 一体となることで、佐潟公園病院にしかない良質なサービスが提供できるものと考えます。
 看護教育においては、1人ひとりの学ぶ姿勢を大切にし、時代とともに移り行くニーズを敏感に感じ取る力、 変革に対応していく力を養い、さらに患者さまを中心に関わるスタッフ、 家族や地域の人たちとの信頼関係を築き協働できる看護者を育成していきます。
 現在4つの施設から、看護学生の実習を受け入れています。精神科看護の実際の場面は、 ほとんど外部の人の目に触れることはありませんが、学生実習は唯一深く現場を見て知っていただく良い機会でもあります。 精神科看護の魅力を知っていただくこと、共に学び成長する機会ととらえ大切にしています。
 そして、安心して働くことのできる職場環境として、子育て、介護を支援するための確かな約束と、
やさしい職場風土があります。また、困難な事例の多い医療現場において、スタッフの心のケアも大切にしており、 臨床心理士、精神科医との相談をいつでも気軽にできる体制を整えています。
 私たちは、看護職として高い倫理観を持ち、互いに人間性を高め合いながら全員が成長し、佐潟公園病院に関わる皆様から、 信頼され、愛される看護スタッフである事を目指し努力してまいります。



 2A病棟
 2A病棟は、男女混合60床の閉鎖病棟です。
 慢性期の精神疾患を有する状態の患者さまが入院しています。身体のさまざまな機能が低下し、 多くの日常生活などを他者に依存しなくてはならない患者さまも入院している病棟です。
 看護の基本姿勢として患者さまの自己決定を尊重し、「その人らしい生き方」を支えることを大切にしています。 患者さまに「あなたのことを、私たちは大切に思っています」というメッセージが伝わるように心がけ、 患者さまの心の声や全身から感じ取れる訴えをしっかりと受け止め看護で返す。患者さまとの関わりでは、 ①みつめること、②話しかけること、③触れること、④患者さまが自分の足で立つこと、を大切にした看護を行っています。
癒しの環境を重視した開放的な環境で心身の休養を提供し、地域に移行するためにリハビリテーションを積極的に行っています。 患者さまの「自分らしく生きる」ということに寄り添いそれを支えるようにし、 患者さまの意思決定を第一に考えながらご家族の意見も大切にしています。 退院後の地域での生活を考えた看護を入院中から行っています。



 2B病棟
 2B病棟は、男女混合60床の閉鎖病棟です。
入院されている方の大半は60歳以上で、殆んどの方が年単位の長期入院となっています。 多くの患者さまが慢性的内科疾患を抱えており、ADLに於いても介助が必要な方も大勢いらっしゃいます。 その為、日々の業務は処置と介助が大半を占めています。 その様な中でも一人でも多くの方が地域に移行出来るよう他部署と連携を大事にしています。
 スタッフの構成は若手からベテランまでバランス良く揃っており、 一人で思い悩むようなことは決してない明るい雰意気の病棟です。 体力的にきつく感じる事も有りますが、チーム一丸となって日々頑張っています。



 3A病棟
 3A病棟は、男女混合60床の閉鎖病棟です。統合失調症の患者さまが大半を占めています。
 長期入院患者さまが多いため患者さまの個別性を考え、ADLを低下させないための日常生活の援助、 生活リズムを整える等を中心とした看護を実践しています。また、作業療法士と協力し四季折々の行事や春の桜、 秋の果物狩りなどの外出も計画的に行っています。
 ご家族との関係も大切と考え、定期的に3A通信を発行し、行事など患者さまの状況をお知らせしています。
 スタッフは経験豊富なベテランナースが多く、チームワークはとても良く、何でも言い合い、話し合い、 協力し合い毎日楽しく働ける病棟をめざし日々奮闘しています。



 3B病棟
 3B病棟は、男女混合32床の閉鎖病棟です。
 身体合併症を有する患者さまや急性期病棟の治療の延長で自立を目指している患者さまが入院しています。 スタッフは大変な時こそ声を掛け合いながら仕事をするように意識して動いています。
 病棟スタッフは明るく、優しく、丁寧な対応を心がけています。 患者さまとコミュニケーションを取りながら、可能な限り自己決定を尊重しながら退院に向けて患者さまの治療を行っています。



 3C病棟
 3C病棟は、男女混合28床の閉鎖病棟です。
 急性期治療病棟は、緊急を要する患者さまが昼夜問わず入院されます。 私たちスタッフは緊張感をもち、患者さまの安全安楽を最優先に看護しています。 また患者さまやそのご家族においても緊急入院の動揺や、先の見えない不安を抱いていることもしばしば見受けられます。 安心して治療を受けて頂けるよう患者さまやご家族の気持ちに寄り添い、入院環境を整えていきます。
 また、入院される患者さまは思春期から老年期まで、年齢層の幅が広いことも特徴です。 ライフステージや役割なども様々ですので、個々の患者さまに合った看護プランを立てています。 スタッフの普段の様子としては、スタッフ同士が気軽に相談できる空気であったり、緊急時では皆でサポートしたりと、 一言でまとめるなら「チーム力」に誇れる病棟であると感じています。

 このチームワークを活かしながら社会復帰には欠かせない「生活」に焦点をあてた看護を提供し、 3ヵ月以内の早期退院を目指しています。



 外来看護課
 外来診察は原則として主治医制ですが主治医以外の診察が必要な場合はご相談ください。 診察までの待ち時間はなるべく短縮できる様配慮していますが曜日により、混雑することもあります。 体調不良など、処置室での安静をされたい場合はいつでもお声かけください。